氏神である鍬山神社には、丹波開拓の神である大己貴神(大国主神)と、祭神である誉田別尊(別名・八幡神)の二神をお祀りしています。八幡山鉾は名前のとおり、八幡宮を御神体とし、亀岡祭山鉾11基中、唯一造営記録が残されています。
その『八幡山記』には、「宝暦十三年(1763年、今から約230年前)九月新たに山を造営して八幡山号し奉る。」とあり、舁山として造営されました。また、天保12年(1841年)には、現在の曳山に改装されました。
それ以来、先人の貴重な遺産を守るため、これまでに幾度となく小修理を重ねてきました。平成3年からは、町内住民に修復基金を募り、京都府・亀岡市・亀岡地区財産区のご協力により、平成の大修復をおこないました。