謡曲「羽衣」の天女の舞姿と漁夫をご神体とする山鉾です。建造当初は曳山として、亀岡祭山鉾のなかでも最も大きな規模を誇っていたとされ、天明5年(1785年)の行列帳にも記録が残っています。
その後老朽により、一昨年までは西竪町と東竪町との輪番で飾り山となっていましたが、平成11年には、地元町衆の熱意によりお囃子方が復活しました。
さらに平成14年、山鉾復元の声が高まり、130年ぶりの復元、新調をはたしました。ご神体として天女と漁夫が祀られ、その大きさは資料に基づき、各山鉾の中でも最大となっています。また、山鉾の廻りを彩る懸装品はすべて町衆の手作りによるものです。